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質問内容

Q海外事業における現地の立替精算と、海外送金の経理処理方法について

質問者:BOH  投稿日:2024.06.19  記事番号:061924106700000003

海外での立替精算と海外送金について質問です。

1)海外での立替精算について
海外において事業を開始するにあたり、職員が現地で備品等を購入・立替精算をする際、
購入→立替申請→日本にて立替処理→精算完了までの実務について教えてください。
精算金は、職員の日本の口座に振り込む想定です。

2)日本の口座から海外口座への送金について
海外にて写真の撮影を現地の業者に依頼し、サービス料を支払うときに、現金払いか銀行送金のみ受け付けているとのことでした。
当団体の日本口座から現地業者の海外口座に送金をする際の経理ミスをしない送金実務について教えてください。

よろしくお願い申し上げます。

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回答内容

A1

回答者:kagura  投稿日:2024.06.25  記事番号:062524106720000002

1)海外での立替精算について
海外での事業においてとのことですが、国内での事業についても同じことがいえると思います。

そもそもの購入時については、当然のことながらそれが事業にとって必要なものであるかどうかの承認がなされてから行われるべきと思います。
なので、立替申請の前に、購入についての稟議がなされるべきと思います。

その稟議が承認されたうえで、購入をし、支出を職員が立替て行っているのであれば、その申請をすることになるのではないでしょうか。

海外のということで気にされているのは、外貨での購入について日本円での換算のことかもしれません。原則、換算替えは、支出日の為替レートで計算をします。
ただ、支出の回数が多く、都度為替レートを当てはめることが煩雑であれば、継続適用を条件として、前月末レートや前週末レート、月初レートや週初日レートもしくはその平均レートを使用することも実務としては行われていると思います。

2)日本の口座から海外口座への送金について
送金ミスをしない送金実務ということですが、通常銀行を通じての送金を行うことになるのではないでしょうか?
海外送金の場合、相手先の名前、住所、取引銀行名、支店名、口座番号、SWIFTコードのほか送金目的などが問われる場合があるようです。
実際に何が必要かは、直接利用される金融機関で確認されるのが良いと思います。